148人が本棚に入れています
本棚に追加
ギリッ……ギリギリギリ
「がっ……あぁ……」
段々と絞まる首。更に溢れ出る血。
「ははは!!良かったね!!もうすぐ死ねるよ!!」
すでに見えなくなったが、確かに少女の狂気に満ちた声がした。
ギリギリ……
苦しい……。
間違い無く少女は少しずつ首を絞めている。
しかし、段々と近付く死は確かだった。
「さよなら、お兄さん」
それが、最後に聞いた言葉。
何故か……少し悲しそうな声。
その言葉を最後に、俺の意識は途絶えた……。
最初のコメントを投稿しよう!