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「教卓の下、かな」
体が小さいから、と悪態をつくのは止めておいた。
「当たり」
にっ、と両肘をついたまま彼女は笑った。可愛い笑顔だ。イヤな気はしない。
「さて……」
彼女は教卓へと座った。行儀の悪いこと。足をぶらぶらとさせる。見た目だけではなく、中身も少し幼いようだ。
「見えたんだ?」
「はっ?」
脈絡のない問い掛けに、僕自身が一番嫌う聞き返し方をしてしまった。自分で言っても腹立たしい。「はっ?」という一言は。
慌てて「どういう意味?」と付け足した。
微笑んで、彼女の返答。
「パンツ」
「はっ?」
これは相手が悪い。
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