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「ん……?って事は、あの《悪魔》みたいなロボットのパイロットと友達なのかシデン君!?」
やや興奮気味に迫る翔に、苦笑いしながら、応じた。
「《悪魔》?あぁ……《ゴーレム》のことですね。それと《シデン》でいいですよ。え~っと…………」
「俺は神崎翔。メテオライナーの超イケメンパイロットだ!《翔》で構わないぜ!!」
ビシッと親指を立てる翔に、至って冷静に返すシデン。
「よろしくお願いします」
「すまないな。いつもこんな感じなんだ。…………僕は森小路友矢。ジオトライアのパイロットをやらせてもらっている。僕も《友矢》でいい」
「大丈夫ですよ。俺もこういうの慣れてるんで」
(そうか、君も大変なんだな)
そんなシデンに、親近感がわいた友矢であった。
そんな折、
「んでさ。シデン」
翔は思い出したように手を叩き、シデンに耳打ちをするように話しかける。
「はい?」
「その《ゴーレム》ってヤツのパイロットはどこにいるんだ?」
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