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世界が変わって見えて 君が居て僕が居て 確かな愛はそこにある 突然鳴り響く知らない電話 罪無き君が居なくなった 脳裏に浮かぶ黒い影 月日が立つほど濃くなる影は 心を黒に染めて行く 私の心を締め付けて 黒に染まった心が鳴く 空に響いた黒の叫びは ゆっくり世界に木霊する 綺麗な白が ひらひら舞い散る 白銀が広がるこの世界 何色にも染まらずに ただ辺りを白にした 白の世界に足跡一つ 隣りには君が居ない 「雪って好き」君の言葉が脳裏に浮かぶ 「雪ってね、全部を白にするんだよ」 いまいち分からなかった僕は 曖昧な言葉しか返せなくて… 君が居なくなって 世界が嫌いになった 一緒に行った初詣 【ずっと一緒に居たい】願った気持ちは届かない あの時君は何を願ったの 白に染まった黒い心 君の笑顔が脳裏に浮かぶ 綺麗な白が ひらひら舞い散る 暗黒が広がる僕の心を 何色にも染まらずに 君は心を白にする 今やっと気付いた 足跡は一つじゃないんだ 黒に染まって見えなかった心は 君が白に変えてくれる 隣りに見える小さな足跡 確かに見える足跡は いつもの無邪気な足跡で 白に染まった心が鳴く 白の叫びは世界に響く しんしん世界に木霊する
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