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ダルは女の前に立ち手に持っている刀を構えた。
女は憎々しくダルを睨んでいた。
ダルが振り上げた刀を躊躇いもなく降り下ろした。
女は肩から斜めに斬られて真紅の血を噴き出してその場に倒れてしまった。
女の返り血を浴びて体を真っ赤に汚してしまった。
女の胸が微妙に上下しているのを見るとまだ生きているようだ。
ダルはそれを確認すると、止めの一撃に女の胸に刀を刺そうとした。
しかし、構えた瞬間にダルに異変が起こった。
「グァァァァァァァ!!」
ダルは持っていた刀を落とし頭を抱えて背の場に丸くなってしまった。
唸りながら何かを耐えているようだ。
「グァァァァァァァァ!!!!」
一際大きく叫ぶと気を失って倒れてしまった。
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