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とある部屋
男が高級そうな椅子に座っている
コンコン
ノックの音がした
男は
「入れ」
と言う
「失礼します」
サングラスの男と痩せた男が同時に言う
「16~18歳の学生のプロフィールを持って来ました」
「よし、貸せ」
サングラスの男が紙の束を渡す
男が無言で紙を一枚ずつ見ていく
すると男の手が止まった。
「ほう、これは面白い」
男が驚いて言う
「どうかなさいましたか?」
「この男、どんな奴だった」
男が二人にプロフィールを渡す
プロフィールには
名前 神崎流
年齢 16歳
血液型 A型
と書いてある
「あぁ、あいつ確か最後の奴だよな?」
「そいつは覚えてるぜ。生意気になかなか可愛い彼女なんか連れてやがったな。確か目が鋭くて髪がちょっとくせ毛っぽかったです」
「なるほど、こいつら全員合格だ」
「分かりました、奪うのは何にします?」
「一番いいのは人だ、そいつと繋がりが深いな」
「分かりました、失礼します」
そう言って男達は部屋を後にした
男は椅子に座り神崎流のプロフィールを見る
「これも運命か」
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