始まり

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初夏の暑い日   「やってしまった…」   今日は彼女とデートの日   待ち合わせは11時   しかし時計の針は11時15分を指していた   「そうだ、とりあえず連絡しないと…」   おれは携帯を手に取りアドレス帳の中園葵のページを開き、電話をする   「げっ、着信拒否されてる…やばい、相当怒ってるな、早く行かないと!」       おれが待ち合わせ場所に着いたのは12時だった   「ハァハァ…1時間オーバーか…」   そこには怒った葵が居た   「遅い~1時間も何して遅れたのよ」   葵が怒って言う   「ごめん、寝坊して11時15分に起きたんだ、ホントにごめん」 「まぁいいわ、許してあげる」 「えっいいの?サンキュー」   葵が悪い顔をする   「そのかわり…お昼おごってくれたらね♪」   やっぱり…嫌な予感はしてた   「はいはい分かりましたよ葵お嬢様」 「なによその言い方」 「いえいえ、ご馳走させて頂きます」 「よろしい♪」
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