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「ファミレスでよろしいですかお嬢様」
「うむ、しょうがないのぅ」
などと冗談を交えながらファミレスに向かって行く
すると一人の男が目に入った
黒いサングラスをかけた男だ
ずっとこっちを見て、たまに口を動かしている
おれは少し気になるが無視することにした
「ねぇ、あのサングラスかけた人気味悪くない?」
と葵が心配そうに言う
おれは
「見ないように通りすぎれば大丈夫だよ」
と葵をなだめる
距離が段々縮まる
20m…
15m…
10m…
5m…
3m…
通りすぎた…
何もなかったか…おれがそう思った矢先に後ろから肩を掴まれる
「すみません」
おれは振り返る
声の主はあの男だった…
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