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ξ゚⊿゚)ξ「それよりクー。ドクオとは上手くいってる?」 話をそらそうといつものネタを彼女に振る。彼女は少しビールを口にしてから微笑み答えた。 川 ゚ -゚)「相変わらずだよ。でも先月から仕事を始めたからね。少しは成長したんじゃないか?まぁ……。」 いつまで続くかは分からないがね。 小さくそんなことを呟いて彼女は更にビールを口に含んだ。 ドクオが仕事を始めたのはいつりだろう?私の覚えてる限りでは1年ぶりだったはず。 しかしそんな未来の見えない男と付き合わなくてもクーならもっと素敵な人が腐るほど寄ってくるだろう。 昔そんなことを口にしたら彼女は呆れたような笑顔の後 川 ゚ -゚)「出来ない子ほど放っておけないのさ。昔からの付き合いなら尚更ね。」 と言ったのを覚えている。 なるほどね。母性本能ってやつですね。 しかしそれが彼女の愛なんだろう。ドクオもつくづく運のいいヤツだと思う。 きっとクーと別れたらもう付き合う女性なんか現れないだろう。絶対。もう二度と。 ここまで断言してしまってはドクオに申し訳ないが。事実なんだから仕方ない。
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