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川 ゚ -゚)「………ツンはどうなんだい?」 聞いていいかどうか迷ったのだろう。箸でツマミをつつきながら彼女は聞いてきた。いつも悩んだ時は何か無意味な行動をするんだ彼女は。それくらいは分かるよ。長い付き合いだから尚更ね。 ξ゚⊿゚)ξ「クリスマスに2ヶ月ぶり位に会ったわ。仕事がやっぱり忙しいみたい。若いのに大変よね本当に。大企業の跡継ぎってゆーやつは。」 忙しい癖にクリスマスの夜中に無理やり時間を作って会いに来てくれた彼の顔を思い出した。あんなに寒い中走ってきたのか顔は真っ赤だった。大きなクリスマスプレゼントを抱えて。 疲れてるくせにそれを感じさせない様に振る舞う笑顔に。私は泣きそうだった。
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