第三夜「Cradle」

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(わかっている…君の心は全て…) 言い知れぬ恐怖がシュウを包み続ける…。 (つまり…) 支配者は続けた…提案した…魔法を… シュウの心内を全て見透かして。 (………すればいい。) 提示された魔法はシュウの望みを全て叶えるものだった…。 「そ、そんなことが出来るの?」 半信半擬ながらもシュウの胸は期待に膨らみ始めた…。 (しかしその為には君は同時に条件も守らなければならないよ…。) 「…条件?…条件って?」 (戻りたいと願ってはいけないと言うこと…) 「え!それだけ?」 (守れるかい?) 「うん!守れます…だからお願い。」 (ならば…魔法よ条件と共に…) 夢うつつかシュウはその場で眠りについた。 「シュウ?…あら、寝ちゃったのね…シュウ…賞状おめでとう、よくがんばったね。」 ぐっすり眠るシュウを優しく抱き抱え母親が言った。 優しく…優しく…我が子に与える寛大な愛で… ……親の心、子知らず…
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