別れ

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翌日、登校するなり報道部に捕まり質問攻めに合う。 『破局されたことについて一言。』 あー、朝からうるさい。 葵は耳栓をして歩く。 その周りをずっと質問しながらついてくる報道部に周りからの目線も痛くうんざりしている葵は、いいことを思いついた。 そのまま玄関を過ぎて教室に向かうが葵は教室を過ぎて、あるところに入る。 『キャー!!覗きよ!』 女子達が一斉に叫び、色んな物を投げつけ報道部を外にだす。 そこに風紀委員と先生が駆けつけてくる。 『先生、覗きです!!』 『お前達は~!何してるんだぁ!!』 報道部は気付かずに女子更衣室に入っていたのだ。 『ビデオとカメラを寄越しなさい。』 『いや、でも…』 『でもじゃない!!』 体育の先生はこういう時に強い。 報道部からビデオとカメラを受け取ると中身を取り出し現像、再生不可にした。 それを見て落胆する。 『報道部、本日お昼休みに生徒会室に来るように。』 風紀委員は会長と連絡を取り報道部に告げる。 それを中で見ていた葵はため息をつく。 『皆、ありがとう。』 『ううん、大丈夫だよ。元気だしてね、西崎さん。』 『気にしない気にしない。あいつらには私たちも嫌気さしてたから。』 女子は笑いならが葵を励ました。 『おは~、葵。』 『朝から何かあったの?』 瑠美と春菜が廊下で騒いでいるのを見ながら入ってきた。 『かくかくしかじか…でこうなってる。』 挨拶もせずに訳を話す。そうとう不機嫌だ。 『とりあえず先生きてるみたいだし、大丈夫だね。さっさと着替えて行こう?』 『まったく…朝から体育ってやる気しない。』 やる気満々の瑠美に対して、ため息混じりに葵が言う。 そんなことをしていると予鈴が鳴り女子は皆校庭にでていった。
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