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ブランドンが叫んだが反応はなかった。
振り向くとそこには買い物袋を抱えた体格の良い白人男性が立っていた。
髪の色は典型的な白人、
ブロンドといったほうがいいだろうか?
今、僕と一緒にこれからすごすメンバーがほぼそろったといっていいだろう。
「買ってきたぞ、ブランドン」
ハーレンはブランドンにいった。
「おお、ご苦労だったハーレン。何買ってきた?」
「コーラにきまってるじゃん」
ハーレンはそういって袋からコーラを取りだす。
「なあ、ハーレン」
「どおした?」
「お前は俺が炭酸飲めないの知ってて買ってきたのか?」
「克服しろよそれくらい。」
ハーレンはぶっきらぼうに答えたがブランドンの隣にいる僕に気付き近寄ってきた。
ハーレンは買い物袋をその場に置くと手を出した。
「よろしく、あつし君」
ハーレンは体格もよく僕より身長が高い。
「よろしく、ハーレン。何歳なの?」
僕はハーレンが僕と同い年か一つ上だと思っていた。
「15歳だよ」
ハーレンは平然と答えた。
「そうなんだよ、ハーレンはこの中で一番年下。それであつし、お前は一番年上だ。今は俺とまだ同じ16だけどな」
ブランドンはそう僕に言ってきた。
「そういえばミリーが言ってたけど今日の夕飯は7時からだって」
ハーレンは笑顔でいった。
時計を見るともうすでに6時半を回っていた。
しかし日本と違って日はまだ出ている。
「後ミリーが、同じ席とっとくからきてねっていってたぞ。」
加えてハーレンがいった。
「メリッサとは仲がいいのか?」
「まあ俺達は結構付き合い長いからなー歳も近いし」
ブランドンがそう答えた。
「ハーレン!!」
ブランドンがハーレンをよんだ
「どうした?」
「ローラからメールが来て今日の歓迎会来るかって?あつし、お前も含めだけど」
「俺はいくよ、あつし君がいくなら」
ハーレンはそう答えて僕のほうを見てきた。
「わかった。いくよ、『俺』の歓迎会なんだろ」
僕は笑顔でそう言った。
「そうこなくっちゃ!!」
ブランドンは手を叩いて喜ぶように跳ねた。
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