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僕たちは夕飯の準備をすると本館のほうへと向かうため部屋を出た。
すると隣の部屋の男もちょうど出てきたらしい。
男は黒髪の男で白人だ。
男はブランドンとハーレンを見るとこっちによってきた。
「よぉ、兄弟!!」
男はブランドンとハーレンと手で挨拶をした。
「よぉ、ダン!!調子はどうよ?」
ブランドンはダンと呼ばれる男にそういう。
「今日はギターの練習したりしたなあ、それよりよぉどおする?ヴォーカルが見つからないと何もできないぜ、ブランドン」
「ヴォーカルなら心当たりがあるよダニエル」
ハーレンがそういって僕を指差した。
「え、俺?」
僕はとっさに反応した。
ダニエルはものめずらしそうな顔で僕を一瞬見ると近寄ってきた。
「お前があつしか、俺はダニエル、ダンって呼んでくれ。よろしくなー兄弟。ヴォーカルかなんかできるのか?」
そういって僕らは握手をした。
「情報は聞いたよ。あつし君は日本でバンドを組んでたみたいでそこでヴォーカルをやってたみたいだ」
すらすらとハーレンは言い述べた。
「まあ、一応やってたけど」
「じゃあ決まりだな兄弟!!」
ダニエルはそういって肩をポンと叩いた。
「俺は一言もやるとは・・・」
困惑したように僕は答えた。
「とりあえずやってみるだけだまされたとおもってやってくれよ。あつし!!」
ブランドンがそういった。
「頼むよ、一回だけでも練習してみよーぜ」
ダニエルが両手をそろえていう。
「まあみんながそこまで言うなら」
みんなに折れる形で僕はよくわからないバンドに入ることになった。
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