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次の日の朝。
朝食を食べるために本館にいく、
そしてまた僕の席が空いていなかったため。
アリスとエレナのいる窓側の席へとついた。
「ボンジュールマドモアゼル!!」
僕が二人にそういうと二人は爆笑をした。
「アハハハハ」
「昨日ななんかありがとうね」
アリスが僕にそういってハグと額にキスをしてくれた。
エレナも同じことをしてくれた。
僕は戸惑っていたが。
「えっ」
「これはねベルギー流の挨拶だよ」
エレナはそういって微笑んだ。
アリスの胸元には蝶のネックレスが輝いていた、それ以上に綺麗でもっと明るくなった二人の笑顔のほうが輝いていたが。
コール・ファイファーもすごく明るくなっていて、昨日とはまるで人が変わったような気もした。
髪を切って短髪にまでしていた。
気分転換だろうか?
朝の清清しい空気が僕たちの体の中にとりくまれる。
「アリス、エレナ。今度から俺達のいる席にきたら?」
僕が誘うと快くうんと返事をしてくれた。
「私ね、ちょっと思ったの、あつしってマイク君に似てるなって」
そういって二人は見合って微笑んでいた。
「似てないだろ、後さマイク君はずっと君達の事見守ってるみたいだよ」
「どうして?」
アリスとエレナが首をかしげる
「秘密」
なぜなら白い蝶がいつも座っている窓際の花に止まってるんだから…
マイク君がずっと君達を見守っているから
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