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「飲み物買いに行った!!」
飲み物かよ!!と思いっきり突っ込みたいところを僕は抑えた。
そこまで緊迫された表情でそんなことを言われた僕は落胆の笑みを浮かべた。
「そうですか」
そういうしかなかった。
「ちなみに俺はアメリカからきたんだ」
ブランドンはまた誇らしげに言って見せた。
「部屋に案内してくれないか?」
僕は疲れていたしそろそろ部屋に行っておきたかったので反応をせずにいった。
「ああ、もちろん。ついてきて」
僕はブランドンの後ろについていく。
「ちなみにあつしの荷物はもう届いてるから寝床に置いといた」
「ありがとうな、ブランドン」
ブランドンはいいってことさってことを手で後方にいる僕にやっていた。
部屋は二階の奥にあった。
「ここだよ、ちなみに奥かもしれないけど、なんかあったときは非常口が近いから逃げやすいんだぜ」などと言ってブランドンは笑っていた。
部屋の中に入るとなかなか大きなスペースになっていた。
シングルベットが四つあった。
「あれ?おかしくないか?」
僕はとっさにブランドンにいった。
「ん?なにがだ?」
変なのはわかるとおり三人で使うのに何故四つベットがあるかってことなのである。
「三人で過ごすのになんで四つもベットがあるんだ?」
「ああ、今は三人だけど一週間後に一人またくるんだよ」
ブランドンはそういった。
「なるほどな」
ガチャン!!
部屋のドアが激しく開かれて一瞬僕たち二人には緊張が走った!!
「誰だ!!」
ブランドンは叫んだ
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