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次の日―
昼休みに屋上で空を見ていたο
昨日はあんなに星が降ってたのに、今日は雲だらけの空ο
二人で星を見てたなんて嘘みたいだな…ο
一晩寝ると、彰一さんの温もりもすっかり消えて、夢を見ていた様な気持ちになるο
そして、この場所には私一人ο
彰一さんは今日から3日間、研修で東京に行ってるο
この場所は、一人で居るとこんなにも広く感じるんだ…ο
彰一さんがいつも座ってるベンチに触れてみたο
いつもの様にタバコを吸って笑ってる彰一さんの顔が目に浮かぶο
私の中でちゃんと思い出せる、しぐさや癖ο
でも…やっぱり会いたいよο
早く会いたいょ…ο
昨日まで時間が巻き戻しできたら良いのに…ο
そしたら時間を止めて、私は気が済むまで彰一さんの温もりを感じただろうο
きっと私はこんな切ない想いを抱きながら恋をしていくんだο
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