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【もぅ勘弁してくれ……。
俺になんの恨みがあるんだ?
こんな携帯ぶっ壊してやる……】
携帯を家の塀にぶつけて壊そうと腕を振りかぶったが、マヤという女の言葉を思い出して手が止まる。
≪1つ忠告しておくが、あの携帯を誰に預けようと、どこに捨てようが壊そうが意味は無い。
選ばれたのはあなた。
どんな場所に行っても、すぐにあなたの元に戻ってくる≫
【あの女の言っていたことが本当だとしたら、こんなことしても無駄だってことか……】
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