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【良かった、俺の携帯か。
今度から俺の携帯は着信音が出るようにしておこう。
バイブ音が鳴るたびに焦っちまう】
タケルが自分の携帯を開くと、親友の辻本晋也からだった。
『はいはい、どうせ晋也のことだから、またコンパの誘いだろ？』
『おっと、お前さてはエスパーだな！
ハハ、その通りです。
今週の土曜空いてる？』
『今週の土曜って言ったら、15日か？
ハッキリ言ってそういう気分になれないんだけど、晋也の事だから強制参加なんだろ？』
『へへ、そういう事！
人数足りてないから頼むよ！
お前もそろそろ女作らないといけないしな！』
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