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タケルは自分の携帯を閉じ、部屋の電気を消して風呂場へ向かって降りていく。
【部長が本当に死んでしまったにしろ、死んでいないにしろ、明日になれば全てわかる。
今、考えても俺にはどうすることもできない……。
くそ、もう何をどうすればいいのかわからない……】
タケルが風呂場でシャワーを浴びていると、母がドア越しに話しかける。
『タケル、安田常務様から電話よ!』
その言葉を聞いたタケルは急いで身体を拭き、電話口に出た。
『もしもし!』
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