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『そ……そうですか、良かった!
じゃ、じゃあ俺はこれで』
『変なヤツだな。
明日はちゃんと会社に来るんだぞ?』
『大丈夫です』
そんな会話を最後に、タケルは電話を切った。
【これで大丈夫なはずだ……。
この未来メールには22時くらいに風呂場で死亡と書かれている。
その時間帯だけでも、風呂場から遠ざければ、きっと死なずに済むはずだ】
タケルは部屋の時計を見ながら、時間が過ぎていくのを静かに見つめていた。
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