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泣き出したくるみに、リキがホントにすまなそうに謝っていた。
霙はリキに視線を合わせて、無言のまま顎でくるみを指し示した。
リキは少し考え込むような顔をしてから、理解したらしく頷いて、ベットから降りた。
「わ、わたし、わたしっ、怖かったん、だからぁっ……」
「……………ごめんね、くるみちゃん」
泣き続けるくるみを、リキがふわりと抱きしめた。
くるみはリキにしがみついて、しばらく泣きじゃくっていた。
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