第四話 黒鏡

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「みぃちゃん!」 明るく元気な声が聞こえてきて、霙がそちらを見ると、くるみの妹のゆずが走って来ていた。 「ゆず?来てくれたのか」 霙の隣まで来て立ち止まったゆずを抱き上げて、ベットの端に座らせてやる。 「みぃちゃんだいじょおぶ?りっちゃんは?」 「俺も、リキも大丈夫。ありがとな」 「よかったぁ!」 嬉しそうに抱き着いてくるゆずの頭を撫でてやりながら、隣に立ったもう1人を見上げた。
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