第一話 俺とオレと、私とわたし。

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こんな風に、優しい時間があるのだ、と。 「わたし、飲み物とってくる。ミストちゃん何がいい?」 「なんでも大丈夫よ」 「了解です♪ゆずを見ててもらっていい?」 「了解♪」 くるみが自室に鞄を置いて、リビングに引き返していく。 「お先にお入り下さいませ、お姫様」 ミストが楽しむ口調で言うと、ゆずはきゃっきゃと笑って、くるみの部屋に入り、ミストも続いて入った。
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