第二話 普段の日常、変わらない空。

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「「きゃあーーーっ!!」」 悲鳴が響いたのは、その時だった。 「!?」 「何っ?」 霙とリキは同時に、悲鳴の聞こえた方――中央交差点の方へ視線を向けた。 2本の国道の交差点である、規模の大きな交差点が、中央交差点だ。 周りに居た通行人達も何事かと、そちらの方へ視線を向けている。 「みぞれ」 「……ああ、行ってみよう」 霙とリキは走り出した。 何が待ち受けてるかなんて、知るよしも無く。
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