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ゆずは少し渋々としながらも、頷いてくれた。
「ゆず、おるすばんする」
「ありがとう、ゆず」
ゆずの小さな体を抱きしめて、髪を撫でた。
ゆずはくるみにきゅっと抱き着き、肩に頭を乗せてきた。
「おねぇちゃん、ゆず、ちゃんとやるよ」
「うん?」
「だからね、おねぇちゃんがかえってくるときも、ゆずが、まっててあげる」
「……ゆず……」
ゆずは少し身を離し、気丈で、すごく勇敢な笑顔を見せた。
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