第二話 普段の日常、変わらない空。

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出て来たのはいいとして、行く先がわからなくちゃ話にならない。 「事故だろ?交差点なんだから」 「でも、誰かが刺されたって聞いたわよ?中央交差点で」 (中央交差点―――) くるみは走り出していた。 直感した。『場所』は、そこだって。 あの辺りは、霙くんとリキくんに、よく遊びに連れていってもらったから。 2人はきっと、そこにいるんだ。
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