第三話 不断の非日常、変わりゆく空。

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その際、霙はぞっとする光景を見てしまった。 ―――『そいつ』が、追って来ていた。 「~~~~リキっ!!」 「え、ちょっと、みぞれ!?」 火事場の馬鹿力か何かが発動して、霙はリキを担いで走り出した。 身長が180㎝以上あって、霙より20㎝くらい背の高いリキを担いで走るのは容易では無いけれど、今の霙には、もう常識やら限界点やらは関係無かった。 ―――――――――逃げなければ。 その一心で走り続けた。
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