第三話 不断の非日常、変わりゆく空。

21/38
前へ
/557ページ
次へ
続いて、リキが制服のズボンを膝まで捲くると、割と痛そうな傷があらわになった。 「けっこう派手にやったな?」 「転んだのなんか久しぶりだよ」 「そういや、なんで転んだんだ?」 「足がー…縺れたんだよ」 「もつれた?お前が?」 ナイフを準備する間にそんな意外な返答が返ってきて、霙は少し驚く。 リキの運動神経はかなりのものだ。 足がもつれるとか、かなり似合わない。 霙じゃあるまいし。
/557ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6807人が本棚に入れています
本棚に追加