第三話 不断の非日常、変わりゆく空。

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とにかく今は、逃げなければ。 「はぁっ……!何なんだよあいつはっ!」 「ドッペルゲンガー、とかじゃないのー?」 「あーもぅ……何で……俺、なんだよっ…」 息が切れて、最後の方が尻窄まりになってしまう。 リキに気づかれる程に、霙に似ていたカタチの、『そいつ』。 『ホラー・ロアー』と同じく、凄まじいパワーを持ち、対峙する相手を恐怖に陥れる『そいつ』。 そして霙が感じるのは、酷い嫌悪感。
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