新しい生活

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――――――――――――― ――――――――――… 放課後。 私のまわりでは、いろんな子達が声をかけ合って自己紹介やら何やらしている。 どんどん仲良しグループができていく。 別にどうでもいいや…と、私は一人静かに帰りの支度をした。 そして帰ろうとして立ち上がった時… 「あーーーっ!!!」 私を指差して大声を出した。 ……福地亮哉だ。 「………?」 私はびっくりして、目を丸くして立ち止まった。 「今朝はごめんっ!!  えっと…名前は?」 「た…高田彩乃です…。」 「俺、福地亮哉っ!!  よろしくねん♪」 彼は満面の笑みを浮かべている。
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