新しい生活

11/11
前へ
/156ページ
次へ
「は…はい。」 私はとりあえず返事をしておいた。 「そんじゃねっ♪」 彼は笑顔で手を振りながら走っていく。 まるで、嵐が過ぎ去って行ったようだった…。 結局、今日喋ったのは、あの福地亮哉って人だけ…。 やっぱり友達できないな、私。 私は昔から人見知りが激しく、自分から声をかけて友達を作るのが大の苦手だった。 今まで友達がいなかったわけではないけど、新しい環境で新しい友達を作るのは…ちょっと時間がかかりそうだな。 家に帰ってからは、溜め息しかでなかった。
/156ページ

最初のコメントを投稿しよう!

53人が本棚に入れています
本棚に追加