“あいつ”

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「俺も好きな者同士がいーいっ♪!」 福地亮哉も立ち上がった。 …私には関係ない。 あいたところに入ればいいや。 結局、グループは『好きな者同士』に決まり、みんな仲の良いもの同士で固まり始めた。 「おい亮哉っ!!  俺らと組もうぜっ♪」 「組む組む~っ♪!」 福地亮哉は、クラスでも目立っている男子3人組のところに加わった。 そのグループには、女子も2人いる。 1人は金髪だ…怖そう……。 そんなみんなをよそに、早く決まんないかな…と、私は自分の席でじっとしてた。
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