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ヒミコは《退治》という言葉にプルプル怯えるフシアナを見つめた。そして自分の手に乗せて、優しく頭を撫でた。
[もぅ女の子のお風呂覗いちゃダメだよ?それから…]
ヒミコはフシアナを、アーティの方に向けて床に降ろした。
[これからは寂しくなったら、あのおっちゃんの所に行きな。ね?]
あわてるアーティ
[ちょっと、勘弁してよヒミコちゃん!!フシアナなんてどこにでも居るような奴、捕まえても嬉しくないよ!だいたい、うちにはもぅ一匹居るし…]
[よかったね!友達も一緒みたいだよ!!]
フシアナはキィッと嬉しそうに小さく鳴くと、アーティの足元にピトリとしがみついた。
[勘弁してよ…]
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