203人が本棚に入れています
本棚に追加
まぁ、とりあえずリビング?に食事兼面会?をするために来たのだけど……両方ともすんごい若く見える。
「何時までもそんな所に立っておらず座りなさい」
ごもっともですね。はい。でもいきなり座れ…か、まったく名前教えろや父親?
「は…はい」
「そんなに固くならなくていいのですよ綾」
なんと優しいのか。僕は今ものすごく感動しています。
「そ…そう言われても初対面ですし…」
「まぁ、名前とか教えないと…ね?」
結華さん。貴方はとてもいい人です。話をそらして?くれて(T-T)
「そうだったな。私は綾小路恭也だ。」
意外にフツーの名前だな。
「そしてわたくし、綾小路桜華です。」
こっちは豪華な名前だ。
差が有りすぎじゃあありませんか?
「気にしたら負けだよ?」
結華さん。貴方は読心術でも使えるんですか?
「え?家族全員使えるよ?」
「……はい?」
あまりにアレだから…ね?声あげちゃたよ
「まぁ、君は我が綾小路財閥に養女として?いや違うな、捨てられて此処に来たのだから…え…と」
あぅ~、折角忘れてたのにこれはないよ
「ヒック……グッス…ズズ〰…ふえぇ~ん!!」
「綾!?、お父さん!!なんて事言うの!綾は傷ついてるんだよ!?なのにそんなこと言って!!」
「わ…悪かった、結華だから嫌いにならないでくれ~」
「大丈夫だから…ね?」
結華さんは泣いている僕をまた抱き締めてくれた。恭也さん?は隅っこで泣いていた。それを冷えきった目で桜華さんが見てたのは内緒だよ。
「可愛かった。私の嫁に…(黒笑)」
桜華さんはそう言っていた。小さな声で呟く様に
最初のコメントを投稿しよう!