あたしはメルヘンの類いが嫌いだ

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「ちょっ、痛っ!痛い!何かメキメキしてる!離せ変態!」 異様なまでに強い力は、私の骨を危険にさらしていた。 「アリスぅ~アリスぅ~」 あたしの言葉など聞き耳…耳二つあるじゃん--を持たず、今度はあたしの名前を連呼した。 あたしは心底、うぜぇ奴だと思った。 「んだよ!?連呼するなウザい!」 「んだよ、連呼するなウザい!アリスの真似~。うひひ~ヤバいよ!ヤバいよヤバいよ!私発情してきたよ!」 う、うぜぇ…。 つか何?発情?病院行けよ。 「って!あたしのスカートの中に手を入れるな!殺すぞ変態!!」 片手であたしを抱き締めたまま、もう一方の手はスカートの中へ。 片手でこの力!? 「アリスの花園ハァハァ!スカートの中は宇宙が広がっているのさ!」 「それお前、病気の限度超えすぎだろ!お前の頭も宇宙だわ!!」
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