白うさぎに導かれ

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ぽかぽかと、日差しの温かい午後の昼下がり。 大体の子供は勉学に励み、学校で知識を増やしている事だろう。 だがあたしは今日も学校をサボり、悪友の家でたむろしてた。 「ねぇアリス、あんたの学校の制服ってダサいよね」 悪友があたしの制服を指差しながら言った。 確かに自分でもダサいと分かっている。第一、あたしはスカートが大嫌いだ。この制服は、紺のスカートにフリフリの汚物がついているという最悪ダブルパンチ。 普通の女の子なら、可愛いと騒ぎ立てる制服だが、あたしは吐き気を催す。 まぁ、今日は姉のアリエットに学校へ行くと言って出て行ったから仕方がない。 「っせぇなぁ…。あたしだって着たかねぇーよ。仕方ねーんだよ。アリエットにサボっているのバレたらヤバいんだからよー」 そう。姉のアリエットにバレるのはヤバい。 以前バレた時には、本気であたしの一張羅を燃やした。 そんであたしがキレた時には…拳が…止めよう。これ以上思い出したくない。 兎に角、アリエットだけはヤバい。
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