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先生の姿はなかった…
トントントントン…
そいつはトイレから出て行く
「ふぅ。」
深いため息をはいた
先生が隠れたのは、トイレの中じゃない 入口のドアの陰だ
わざと全部のドアを閉めて…
「まんまと騙されてくれたわ。」
その時だった
♪～🎶
携帯の着メロが鳴った
「何？」
自分のかと思ったが違った
男子トイレの方からだ！
その直後
ドタドタドタドタ…
物凄い勢いでそいつは男子トイレへ向かった
「キャァァーッ！」
悲鳴が聞こえた…
「真紀さ…。」
言いかけてやめた
自分の身すら危ない
グチュ
バキッ
気持ち悪い音が響く…
先生の膝はガクガクなる
「静香もこうやって殺されたの…？」
初めて恐怖を感じた…
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