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トントントン…
足音は響く
薄暗い廊下を女は歩く
向かう先は1-Cの教室
いつもの見回りだ
「きっと誰かがいるはず…。」
そう、赤子を探す為に用意したシナリオ
あの教室に集めてかくれんぼをする
赤子の連鎖を止めなくてわ
とその時
ブルルルルッ
ブルルルルッ
携帯のバイブレーションがなる
「何?」
ポケットから取り出した
「アラーム?
変ね。こんな時間に設定なんてしてないのに…。」
と画面を見た
「危機迫る!伝言を聞け?」
首をかしげたが
「誰かのいたずら?」
伝言を聞かずにポケットへしまった
「最近は凝ったいたずらが流行ってるのかしら…。」
そう言うとまた歩き出した
トントントントン…
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