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そして2人は最後の賭けに出る
「設定が消えるかもしれない…。でも憶測だけで実行しないまま死ぬのは嫌です!」
「そうね!元々妄想の空間なんだもの、時間に携帯は関係ないのかもしれないわね。」
「一か八かやってみましょう!」
最後は真紀に託された
7分前に戻った真紀に…
「そう言えば、トイレで殺された時携帯の着メロが鳴っていたわよね。」
「真紀のやつ、散々私に音無しにしろって言っておきながら!」
それが今は頼みのつてなのだから
なんとも皮肉な事だろう
真紀の携帯のアラームを9時15分に設定した
「あと、さっきみたいに文字を打って…。 」
『1-Cの扉を開けるな!みんな死ぬ!』
「これで気付いてくれるかしら?」
「わかりません…。今は設定が消えない事と、真紀が気付いてくれる事を祈るだけです!」
待ち構えていたかの様に
トントントントン…
足音が聞こえた
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