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やっと授業が終了
放課後になった
でも、本番はこれからだ
「万莉菜?何人呼んだの?」
人数が気になってしかたない
「私含めて5人だよ。」
「えっ?そんなに来るの?」
思わず顔が歪んでしまった
「ごめんね。最初は2人くらいだったんだけど、みんなに広まっちゃって…。ダメって言えなくて…。」
私もそうだ
申し訳なさそうに言う万莉菜を見て、歪めた顔を気にした
万莉菜が悪いわけじゃないのに…
「来る人教えて!」
「うん。
私と、佑果と文と真治と翔太だよ!」
「人数なんていいじゃん!」
真紀が横から割り込んできた
「あんまり多いとばれるかも知れないじゃん!」
ちょっとだけ怒ってたかもしれない
いつもの真紀なら
そっかぁ~!って阿呆面するのに
真紀は
「ごめん…。」
なぜかわからないけど、「こっちもごめん。」
そう謝った
時計を見ると
6時過ぎ
「一度家に帰ってから来るね!」
そう言って みんなは帰っていった…
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