悲鳴

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さて、どこへ行こうか 殺されに行くなんて気が引ける でも仕方ない みんなはどんな風に死んだのだろう 万莉菜の様にグチャグチャになったのだろうか? あんな酷い光景を見たのは初めてだ 夜だからあまり見えなかったが、昼間なら確実に吐いているだろう 強烈な血の臭い 今もまだ鼻をさす 「赤子さんは何故殺すの?誰も悪い事はしてないのに…。」 怒りに似た感覚だった あてもなく歩き続けると トントントントン… 足音が聞こえた 「きたっ!」 一瞬だけ足は反対の方へ向いた でも 「逃げちゃだめだ…。」 その足を無理矢理戻す 震えが止まらない 「…くるなら来い…。」 ただの強がりにしか聞こえない 「お前なんか私が殺してやる…。」 そう言いながら拳は震えている トントントントン… 足音は近付く 身体は無意識に後ろを向いていた 見る事が怖かったんだ…
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