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「あー!!美味しかった!!」
「あ~腹キツい、」
少女の横暴はそれに留まらず、様々な屋台・露店で様々な物を食べ歩いた。
その後始末も全て少年が行った。
「そろそろ挨拶行かなな。」
「私店見回ってたいからいい。」
「そうかい、わかったあい。」
少年が少女を置いて一人松露町の楼閣に向おうとする矢先、袖を思いっきり引っ張られる。
「離せ破れる。今着物ってすげー高いんだけど。」
「お金ちょうだい。」
「アレだけ食べといてそれはないだろ!!あの中には今後の生活費貯蓄分が入ってるから無理だ!」
「人間食べなくても生きていけるよ。」
「5日はな!!」
事実彼は自費生活を始めた頃、お金の配分がわからずに無駄遣いして4日間なにも食べれなかった事があった。
5日目の朝には餓死寸前の所を部屋でたまたま見つけられたが、
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