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「……ついた。」
着物と髪型を整えて静かに襖を開けると
同時に一番奥の左右。大きい襖が開き幹部が入ってくる。
(ぎりせーふ)
そして幹部列最後に、梅花連゛連頭゛鳳 梅廉が入って上座に付く。
゛んじゃ、朝会始めよか。゛
一同は正座のまま頭の方にむき゛おはようございます!゛
大きくドスの効いた声は広間に響く。
「まずはぁ、仕事前に新入りや。齋鬼ぃ!嬢ちゃんは!?」
梅花連総員120人ほどの視線がイッキに集まる。
「き…聞いてないですよ!!💦」
「だから今言ったんや!」
広間は爆笑に包まれる。
齋鬼は顔を真っ赤にして戸惑う。
「ごたごた言わんとはよ連れてこい!」
爆笑の渦の中、笑いながら幹部の罵声が聞こえる。
「はっ…はい!」
急いで立とうとしたせいか、裾を踏んで転んでしまう。
また爆笑の渦
「チクショウ!!」
赤い鼻を押さえながら自分の部屋まで走る。
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