二 朝会事変

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廊下 ゛まさかこんなにも早く走れるなんて、゛と冷静な時なら思ったはずである。つまり、冷静ではないのである。 「ちょっ!いつき!!帯!帯落ちた!!」 「知るかぁぁ!!」 余談だが、齋鬼は褌と帯をつけずに三日過ごした事がある。 「おくれましたぁぁ!!」 勢い襖を開けて広間に飛び込む はずだった またまた裾を踏んでずっこっける と同時に乱れた和服を身に付けた少女は少年の腕からなげだされる
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