三 家出

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「死ね!!生まれかわってなおも死ね!!」 「だから悪かったっつってんだろ!!」 話は朝にさかのぼる。 急に上司に少女の世話を押し付けられて、そのストレス(?)で眠りきれずに朝会に遅刻しそうになってしまう。 しかしいきなり上司に少女を連れて来いと言われまたまた走ることに。 焦った少年は帯がない着物を来た少女を抱き抱えてくる。 しかしそんな状態な子を少年は投げとばしてしまう。 「きゃーーーー!!」 「おぉー!!」 周りからなぜか沸く歓声。 「いきなり引き取るやいなや朝帰りかい!?」 「童卒じゃねぇか!!!」 「できちゃった結婚か!?」 ピーピー鳴る口笛が実に腹立つ。 「ちょっ!はっ!?鬼!!どういう事!?」 「ほっとけ!!」 二人とも超赤面であった。 「お~し、超笑った所で今日はお開きや!1・2班は、はよいけ!4・5班は説明来るから応接間よういせいや。ほい解散。」 皆思い思いに仕事へ赴く。 「頭!俺の仕事は!?」 梅花連頭目 鳳梅廉 に走りつける 「おう齋鬼!朝帰りってほんまかい?ww」 「からかわんでください。それより仕事は!?」 「三班は今日は掃除当番やん。」 「…!?」 掃除当番になった班は朝会に参加しなくてもよいのであった。 「だが齋鬼、せっかく朝会に参加したんやから仕事やらんとな~。」 「?」 「嬢ちゃんに町を案内したり。あとついでに八町回って届け物や。」 「んな!?」 「なんやったったら茶屋に寄ってってもええねんて」 とニヤニヤ 「!!💢」
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