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「、と言うわけでどこ行く?」
「一番近くて一番良いところ」
・・・まぁ、ふっつーの反応である。
「とりあえず、゛竹蓙町゛行くか。」
梅花町は山を削って作ったため、したの町へ降りるには長い階段を降りるわけである。
そして町の一番大きい階段を降りた先に一番すぐ着くのが竹蓙町である。
「うーい齋鬼!!」
聞き覚えがある声に顔を振り向かせると、「おー、綾人!あけおめ!」
「あけおめー!!まぁ、二週間たってるけどな!お!何々!?彼女!?あんらまー、齋鬼ちゃんませちゃってもうヤダワー!!」
ついつい、オバサンノリでからかう親友をどついて、
「あー、薔薇。こいつ竹蓙町の親友、曽我部綾人。多分竹蓙に住むことになったら色々世話になると思うから。」
「よろしきゅー!えっと名前なんて言うの?バラ?」
「・・・・・ろかでいい、」
「!?」
「ろかさんね、よろしくよ!!」
俺とは一回もまともな話すらしなかったのに綾人(コイツ)にはいきなり名前を教えた!?
・・・・まぁ、いいや
「んで、竹蓙町のお頭ってどこにいるか知らね?」
「あ~、今なんかアレ行ってるぞアレ、えっとアレ!」
「アレ?」
「そうアレ!!建築研修旅行!!たしか平安京行くってよ。」
「建築研修旅行?」
「うちの頭って建築物界でも中々重鎮らしくてさ、何かあっちの凄い偉い人に歓迎されてんだって。」
「んー、じゃあ副頭とかいない?」
「副頭は頭についてった。あれならいるぜ、暮れさん。」
暮れさんとは、竹蓙町の中でも特に名を馳せてる古参らしく、頭が不在の時は代理を勝手にする人らしい。
頭と凄く重要な関係があるらしいんだが、
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