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「その、暮れさんいまどこにいる?」
「確か忠洸寺じゃね?」
忠洸寺とは竹蓙町にあるお寺なのだが、最近は非公認賭博(黙認って事らしい)である意味栄えてる所だ。
「とりあえず連れてって」
「あいよ!!」
~忠洸寺
石階段を登り、お堂の戸を開ける。
中はとても広く、花札やら賽子やら様々な賭博が行われいて賑やかである。
(まぁ、客の雰囲気すっげえ恐いけど。)
「とりあえず、ろかはここで待ってろ。あぶねえし」
「名前呼ばないで、指図しないで、ウザい」
「う、」
凄いショックである
「まぁまぁ、そう言わないで、」
そんな時、綾人が俺をフォローしてくれる
「一応、竹蓙の区っていっても博徒には地外法権的なものがあるから、なにがあるか分かんないのね、か弱い女の子じゃすっげえ危ないからさ、ちょっと齋鬼と用事済ませてくるから待っててな!」
「う、うん。分かった、あやひと君」
「呼び捨ての゛あやひと゛でいいぜ?じゃね!」
お前流石だよ・・・・
と言うわけで綾人と二人でお堂の中に入る。
「所で、それ何入ってんの?」
「頭曰く、お年玉だってよ。」
「お年玉!?あ~なるほど。でも暮れさんって凄い、アレだぞ?」
「アレ?」
とその時、
「あやとー!!!」
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