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「暮れさ、ぐぼおぉ！！」
ご老体とは考えられないほどの素晴らしい跳び蹴りだった。
「竹蓙の憤狼たぁ俺の事！！暮内丁子ったぁ俺の事よ！！」
「憤狼(いきどおるおおかみ)ってより糞老(くそじじい)だろ、ぐふぅあ！！」
「ぶっ殺すぞ糞ガキが、所でなんかようか？梅花の若いの。」
「あ、頭が不在みたいなんで代理のあなたに今年分のお」「しかし今日はすっちまったぜー！！なぁ、金貸してくんねぇか！？五倍にして返すからよ！！何、心配いらねぇ！！俺は賭博界じゃそこそこなの知れた博徒なんだぜ！？」
「カモ的な意味でな」
踏まれた綾人が小声で教えてくれた。
「暮れさんって凄く」
「す、凄く？」
「金遣い荒いんだ、」
「失礼しました、」
「おい齋鬼！！待って！！待ってえぇ」
バタン
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