約束
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「………もう、三年経つのか…」 真夜中 どうしても寝付けなくて、俺はベランダに出た さっきまでの話は、過去のこと 凍える様な寒さと綺麗な満天の星空はまさしくあの日と同じで 『剛にぃっ』 まだ忘れることのない直樹の声が聞こえたような気がした 「………直樹、」 涙腺が緩む 視界が滲んだ 空を仰いでため息をつくと、 吐き出された息は白く濁って宙を舞う
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